|
|
|
|
|
|
r*****2 发帖数: 3513 | 1 編集委員 田村秀男
「悪貨が良貨を駆逐する」とは、金本位制の時代に限らない。いつの世も似たような
法則が働く。現代版悪貨とは人民元である。
元は中国共産党の支配下にある中国人民銀行が基準相場を設定し、変動を基準値の
上下2%以内に限って許容している。元の金融・資本市場は制限だらけで、取
引不自由だ。公正に開かれた金融市場を基盤とし、為替レートが自由に変動する先進
国通貨とは対極にある。ところが、国際通貨基金(IMF)は円を押しのけて元にド
ル、ユーロに次ぐ特別引き出し権(SDR)シェア第3位のお墨付きを与えた。
IMFを背後から突き動かしたのは国際金融界である。2008年9月のリーマン
ショックでバブル崩壊、収益モデルが破綻した国際金融資本が目をつけたのはグロー
バル金融市場の巨大フロンティア中国である。その現預金総額をドル換算すると9月
末で21兆ドル超、日米合計約20兆ドルを上回る。
中国の習近平党総書記・国家主席は元の国際通貨化工作に大号令をかけてきた
。対外膨張戦略のためには国際通貨元が欠かせないからだ。ラガルドIMF専務理事
は3月下旬に訪中して「元のSDR入りは時間の問題よ」と李克強首相らにささやい
た。元決済機能誘致を北京に陳情してきた英国を始め、欧州主要国はこぞって支持に
回った。
米オバマ政権の中枢はニューヨーク・ウォール街出身者が占める。同政権は
当初こそ態度を留保したが、北京がこの夏、金融の部分自由化を約束した途端、「I
MFの条件に合えばSDR入りを支持する」(ルー財務長官)と豹(ひょう)変(へ
ん)した。ウォール街ではシティ、JPモルガン、ゴールドマン・サックスら
大手が中国の大手国有商業銀行と組んで元決済センター開設準備がたけなわだ。
今後、世界では何が起きるか。元は世界最大の通貨発行量を誇る。国際通貨になれ
ば、元は国際市場でドルとの交換が保証される。経済面ばかりでなく、政治、軍事の
分野で元の威力はさらに増すだろう。
北京は最近、元の国際通貨化をうたい文句に、国際的な元決済システム「CIPS」
を構築した。ドル決済システムの代替で、米情報当局による監視から逃れたい「なら
ず者国家」は元を使えばよい。党支配下の企業はカネにモノを言わせて、日本を排除
しては東南アジアのインフラを手中に収めている。日米欧のハイテク企業などを対象
に「爆買い」攻勢をかけている。
悪貨の膨張を防ぐ手段はただ一つ。元の為替制度と金融市場を他のSDR通貨と同
程度に完全自由化させることだ。党による支配は自由市場から嫌われ、資本の逃避や
元の暴落を招く。
ところが肝心のIMFは「市場改革が進むかどうか今後も監視していく」(ラガル
ド氏)と弱々しい。約束違反しても罰則はない。IMFへの資金の貢ぎぶりでは世界
一の日本は、もういい加減、口くらい出したらどうか。 | L******w 发帖数: 2317 | | L******w 发帖数: 2317 | |
|
|
|
|
|